<世界体操>◇5日目◇11日◇東京体育館

 日本女子が7位に終わった。予選を5位で通過し、12年ロンドン五輪の団体出場権を獲得していた日本は、1種目目の平均台で合計43・499点で3位と最高のスタートを切った。しかし、床運動、跳馬はミスがあり得点が伸びず、合計167・122点で、08年北京五輪、10年世界選手権の5位より順位を落とした。優勝は米国だった。

 田中理恵(24=日体大大学院)は肉体改造を示唆した。跳馬と段違い平行棒は14点台と安定したが、床運動で回転が足りず両手をつくミス。演技後は手を合わせて謝り「外国選手は筋力がすごい。(優勝した)米国の選手はきれいに締まった体をしている。私ももう少しガッシリしたい」と、ムキムキ宣言。頭は来季に切り替え、床運動では今季のクラシック曲「エリーゼのために」から、ダンス音楽に変えるつもりだ。その前の個人総合決勝は「思い切ってやりたいし(ケガで逃した)弟佑典の分も頑張らないと」と完全燃焼を誓った。