フィギュアスケート女子のバンクーバー冬季五輪金メダリスト、金妍児(韓国)が18日、「今季はどの大会にも出場しないと決めた」と完全休養する意向を表明した。韓国の聯合ニュースが伝えたもので、引退は否定している。

 練習拠点の米ロサンゼルスから仁川国際空港に帰国した金妍児は「昨年の五輪後は、大忙しだった。一息つく必要を感じた」と説明した。昨季もグランプリ(GP)シリーズはすべて欠場したが、4月の世界選手権(モスクワ)は優勝した安藤美姫(トヨタ自動車)に次いで2位となった。「今季のことしか決めていない。今季、大会に出ないから引退というわけではない」と話した。