<高校ラグビー東京大会・第1地区:国学院久我山36-0保善>◇13日◇決勝◇東京・秩父宮

 全国高校ラグビー(12月27日開幕・花園)の東京都予選が行われ、国学院久我山と東京が出場を決めた。第1地区は国学院久我山が強力FWで保善を圧倒。21年連続37度目の花園キップを手にした。

 国学院久我山がFWの突進から2トライしたプロップ須藤元樹は「ミスも多くて、これでは花園では勝てません」と振り返った。173センチ、108キロでスクラムなどFW戦の要。小学生の時には空手道場に通って初段をとったほど巨体に似合わない俊敏さも持つ。パワーでトライした後は、ライン参加から縦への突破を見せてWTB鶴留竜のトライも「アシスト」。元格闘家の須藤元気と同じ名前で「よく言われるんですが、1字違うんです」と笑う。「スクラムを武器に目標は優勝」と、大暴れを誓って言った。