<バスケットボール:全国高校選抜優勝大会北海道大会・札幌日大99-72白樺学園>◇13日◇男子決勝◇函館市民体育館

 札幌日大が白樺学園を破り、10年ぶりの全国切符をつかんだ。190センチのエース高橋耕陽が38得点とフル回転。192センチの三井啓史(ともに2年)、188センチの高地秀明(1年)ら先発の平均身長184センチの大型軍団が、高さを生かしながら走るバスケットを展開し、高校総体道予選王者を圧倒した。高橋は「やっと全国に行ける」と笑顔を見せた。

 チームを率いるのは、就任2年目の長野雅男監督(61)。大麻時代に高校選抜で2度の全国出場経験がある。今年は高校総体から1、2年生でレギュラーを構成。夏合宿では体力強化に重点を置き、高さに加え、最後まで走れるチームづくりをして結果に導いた。長野監督は「本当に素晴らしかった」と選手の奮闘をたたえた。