04年アテネ、08年北京両五輪のフェンシング女子代表で10年広州アジア大会エペ団体の金メダルを獲得した池田めぐみ(32=山形県体協)が12日、乳がんの治療のため来年のロンドン五輪を断念、現役を引退すると表明した。日本フェンシング協会によると、池田は今夏に手術を受け現在は回復しつつあるものの、当面は療養が必要だという。10月の世界選手権(イタリア・カターニア)は代表から外れていた。池田は山形・米沢興譲館高時代に競技を始め、06年W杯バンクーバー大会の個人で2位に入った。結婚後に競技を再開し、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の活動にも積極的に参加した。