<アメリカンフットボール・全日本大学選手権決勝甲子園ボウル:関学大24-3日大>◇18日◇甲子園球場

 アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝、第66回甲子園ボウルは18日、甲子園球場で行われ、西日本代表の関学大(関西)が東日本代表の日大(関東A)を下して4年ぶりの頂点に立ち、最多優勝回数を24度に伸ばした。日大は21年ぶりの王座奪回はならなかった。関学大は日本選手権のライスボウル(来年1月3日・東京ドーム)で社会人王者と対戦する。関学大の大西がキッカーとしては初めて年間最優秀選手に贈られるミルズ杯を受賞。甲子園ボウルの最優秀選手には関学大のQB畑が選ばれた。

 関学大が22年ぶりに聖地・甲子園を沸かせた“青と赤”の一戦を完勝。学生時代は4年間とも日大に屈した鳥内監督は「やっと甲子園で日大に勝ったのはうれしいわな」と会心の笑顔だった。第3Qの開始直後。相手の波状攻撃に押し込まれた場面もあったが、LB池田が横っ跳びのインターセプトで流れを断った。「QBの癖が分かっていた。昼休みも練習後も、みんなで映像を見ていましたから」。