<テニス:全豪オープン>◇5日目◇20日◇オーストラリア、メルボルン・ナショナルテニスセンター◇男女シングルス3回戦ほか

 “ケイ&キミコ”の日本最強ミックスが、コート上で即席の作戦会議を開催だ。シングルス3回戦を今日21日に控え、日本のエースで世界26位の錦織圭(22=フリー)は会場の7番コートで正午から練習。前日の大逆転勝ちの疲れも見せず、得意のストロークをたたき込んだ。

 錦織の練習終了後、同コートでクルム伊達公子(41)が練習。入れ替わりの時に、混合ダブルスの即席作戦会議が行われた。初戦の対戦相手の女子、ドゥルコの特徴を、クルム伊達が「ロブがうまいから」と話すと、錦織がフムフムとうなずく姿も見えた。

 しかし錦織にとって、まずはシングルス3回戦だ。相手の同39位のベネトー(フランス)は4大大会58戦を経験するベテラン。昨年、自己最高の32位をマークし、今大会前哨戦は準優勝と波に乗る。勝てば、日本男子80年ぶりの全豪3勝。歴史をつくって、夢の混合につなげる。【吉松忠弘】