<スキー・ジャンプ:全日本選手権ノーマルヒル>◇最終日◇7日◇札幌・宮の森ジャンプ競技場(HS100メートル、K点90メートル)

 女子W杯代表で15歳の高梨沙羅(上川中)が、213・5点で初優勝した。1回目に最長不倒となる93・5メートルで首位に立つと2回目も83メートルを飛び、2位に2回合計で16・5メートルの大差をつける圧勝劇で今日8日からの欧州遠征に弾みをつけた。

 圧倒的な勝利にも笑顔はなかった。1回目に最長不倒となる93・5メートルを飛び首位に立った高梨の2回目。視界をさえぎるほど降りしきる雪にも83メートルと安定したジャンプで2回合計で2位に16・5メートルもの大差をつけた。他のW杯代表組は不在だったとはいえ、国内では昨年12月の開幕2連戦を含め、冬季は負けなしの4連勝と国内にはもう敵はいない。それでも「2回ともに内容が悪かった」と反省が真っ先に口をついた。

 今季初開催のW杯では最高2位に入り、1月の冬季ユース五輪では金メダルを獲得した。今春には北海道・旭川市にあるバイリンガル教育のグレース・マウンテン・インターナショナルスクールに進学と14年ソチ五輪に向け確実に階段を上る。今日8日に再び欧州に向けて出発し、11日のW杯リュブノ大会(スロベニア)に出場。「移動中に良いときのジャンプを見て、イメージトレーニングをしたい。世界で自分がどこまでいけるか楽しみ」と前だけを向く。【松末守司】