今、日本男子テニスが熱い!

 男子の最新世界ランキングが19日、発表され、錦織圭(22=フリー)は自己の持つ日本男子最高位を塗り替える16位となった。また、添田豪(27)は自己最高の67位。伊藤竜馬(23)が94位と初のトップ100入りを達成。日本男子3人が同時にトップ100入りするのは、73年に現行のコンピューター世界ランクができて以来、初めてのこととなった。

 日本テニス協会強化本部は、昨年9月に「早い時期にトップ100に日本男子3人を送り込む」ことを目標に立てた。2月の国別対抗戦デ杯クロアチア戦を最後に監督を辞任した竹内映二氏が音頭を取り、トップ選手に強化費を重点配分。ナショナルコーチを海外に帯同させ、強化を図ってきた。その効果が早くも表れた。

 今年のロンドン五輪出場権は6月11日の世界ランクで決まる。シングルスで4人出場した24年パリ五輪以来の3人出場も夢ではない。