ハンドボール男子日本代表のエース宮崎大輔(30=大崎電気)が代表続行に意欲をみせた。10日、ロンドン五輪世界最終予選を戦ったクロアチアから帰国。1勝2敗のグループ3位に終わり、4カ国中上位2カ国に与えられる五輪出場権は逃したものの、「行く前はこれが最後かなと思っていたんですが…」と切り出し、引退を示唆していた代表活動を継続する意思を示した。

 対戦相手に41歳の選手がいたこと、さらに代表通算510得点として蒲生晴明氏が持つ最多記録544点超えが見えてきたことに、「新しいモチベーションですね」と目を輝かせた。ただケガを抱えているため「体を休める意味でも1年間は代表を離れようと思っている」という。16年リオ五輪で35歳になる男は「ハンドボールは本当に奥が深い」とほほ笑んでいた。