“追いかけっこ”柔道で復活しろ!

 柔道ロンドン五輪男子100キロ超級代表に決まった上川大樹(22=京葉ガス)が15日、千葉・市川市の京葉ガス本社で会見。「名前を呼ばれた瞬間、日本の代表だという覚悟を決めた。日本柔道は金メダルじゃないとダメ。負ける気なんてサラサラない」と力強く言い切った。

 決勝で完敗した選抜体重別後、京葉ガスの中浜監督のもとへ、日本男子の井上康生コーチから連絡があった。「2、3分の中で相手に逃げてもらい、捕まえて早く技を掛ける練習をしてほしい」。中浜監督は「決勝もそうだったが、対策をされて上川は組み手を持たせてくれない。それが課題。逃げる相手を選び、組んだ瞬間、早く技を掛ける練習をやらせたい」と、組み手スピード強化を掲げた。重量級低迷の責任を一身に背負う上川。「バッシングも仕方ない。悔しさを胸に刻んで、ここまでできるぞというところを見せたい」と巻き返しを誓った。