<競泳:東京SCジュニア優秀選手招待公認記録会>◇22日◇男子100メートル平泳ぎほか◇東京スイミングセンター

 日本競泳界の新星、山口観弘(18=志布志DC)が「スタート恐怖症」にかかった。東京SCの公認記録会が22日、東京・巣鴨の同SCで行われ、山口は男子100メートル平泳ぎに出場。1位にはなったものの、自己ベスト(59秒56)から1秒以上遅れる1分0秒95の平凡なタイムに「0秒台前半から真ん中を狙ったけど、力みました」と話した。

 「スタートが怖くて」と山口。この日の水深は1・2メートルで、辰巳など国際大会時の3メートルより浅い。予選後に平井コーチの指導でスタート練習した時には、プールの底で左膝に擦り傷をつくってしまった。深く飛び込み過ぎる課題が、より顕著に出た。「今まで練習してなかったから難しい。もっと練習するしかないですね」と、恐怖心克服を目指して話していた。