<テニス:全豪オープン>◇第11日◇24日◇オーストラリア、メルボルン・ナショナルテニスセンター

 女子準決勝は、11年全仏女王で第6シードの李娜(30=中国)が、昨年の全仏覇者で第2シードのマリア・シャラポワ(25=ロシア)に6-2、6-2で勝ち、2年ぶりに決勝に進んだ。もう1試合は2連覇を目指す第1シードのビクトリア・アザレンカ(23=ベラルーシ)が第29シードのスローン・スティーブンス(19=米国)を6-1、6-4で下した。決勝は26日に行われる。

 李娜がシャラポワに打ち勝った。「20年プレーしていて、初めてのことじゃないか」と胸を張った。第1セットの第1ゲームでいきなりブレークするなど、計5度のブレークに成功。気温35度に迫る猛暑の中で動き続けた。昨年のウィンブルドン後、エナンを4大大会で7度優勝に導いたロドリゲス氏に師事。オフに猛練習に励んだ。2年前の全豪で4大大会初の決勝に進んだが、クライシュテルスに屈した。「当時は何をすべきか分からなかった。今は経験があるし、もっと良くできるはず」と初の頂点を見据えた。