柔道女子の強豪、三井住友海上の柳沢久監督が5日、都内で全日本柔道連盟(全柔連)の第三者委員会から聴取を受けた後に取材に応じ、暴力問題について「女子強化に携わった者として残念。競技人口も減る。いつからこうなったのか」と不満を述べた。1988年ソウル五輪で日本女子を率いた同監督は、かつての合宿の記録を持って調査に応じた。また、三井住友海上所属で女子代表の貝山仁美コーチが、暴力行為に関与していないのに全柔連から戒告処分を受けたことを「聴取も受けずに処分された。いいかげん過ぎる」と批判。全柔連幹部の問題への対応を非難し「全員辞めてしまった方がいい」と語った。

 [2013年3月6日8時2分

 紙面から]日刊スポーツのオススメ