ノルディックスキー・ジャンプの全日本選手権が今日9日、白馬ジャンプ競技場(長野)でノーマルヒル(HS98メートル、K点90メートル)が行われる。8日には同会場で公式練習が行われ、世界選手権で個人銀メダル、混合団体で金メダルを獲得した高梨沙羅(16=グレースマウンテン・インターナショナル)は1回目に75メートル、2回目に79メートル、3回目は86メートルと順調に飛距離を伸ばした。気温が高い日が続き、アプローチ部分は雪が溶けてサマージャンプ仕様。着地部分はまだ雪が残っている状態だが「特殊な状況で今まではなかったので、こんな感じなんだな」と感触を確かめていた。

 大役をこなして、7日に現地入りした。東京五輪の招致に向け、競技会場などを視察したIOC評価委員会の案内役を務め、都内に滞在した。しばらく練習は屋内トレーニングのみで、ジャンプを飛ぶのは久しぶりだったが「最低限のことはできた。自分のやらなきゃいけないことを見直して、楽しみたい。ベストを尽くしたい」と話していた。

 [2013年3月9日9時50分

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