浅田真央(22=中京大)が自身初のシーズン2回目の「200点超え」に挑む。フィギュアスケートの世界国別対抗戦は今日11日に東京・国立代々木競技場で開幕する。10日は公式練習と記者会見が開かれ、浅田は「最後なので、ショート(プログラム=SP)もフリーも良い演技をして締めくくりたい」と今季最終戦をにらんだ。

 前回出場の09年大会は、SPで現在の自己ベスト75・84点を出し、国際スケート連盟(ISU)公認大会で初の合計200点超えをした。今季は既に2月の4大陸選手権で大台を突破しているが、シーズン2回は経験がない。もし記録すれば、09-10年の金妍児に続き2人目の快挙になる。

 練習では、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を幾度と成功させた。ソチ五輪から採用される団体戦。今大会とはルールが異なるが「リンクサイドの(仲間の)応援が後押しになる。力に変えられるようにしたい」と士気を高めた。