【パリ20日=保坂恭子】日本卓球界の期待の新星、松平健太(22=早大)が、武者修行で16年リオデジャネイロ五輪を目指す。シングルスで8強入りした世界選手権は、北京五輪金メダルの馬琳(中国)を倒し、世界ランク1位の許■(中国)を苦しめた。五輪へ向けて世界ランキングを上げるため、まずは来月の中国オープンに自費参戦する。
新星からエースへ-。松平健が、海外へ修行に出る。来月には、ワールドツアー中国オープン(6月12~16日、長春)へ、自費で参加する予定だ。今までもワールドツアーなどに参戦していた。だが、世界ランクを上げるために、これまで以上に戦いの場を海外に求める考えだ。
今大会直前の世界ランクは58位だったが、馬琳らを倒し、順位の上昇は確実。それでも日本男子代表の倉嶋監督は「リオデジャネイロ五輪の代表を目指すなら、20位以内には入っていてほしい」と目安を設定。メダルを狙うには、世界大会で有利なシード権が得られる上位へのランキングは不可欠になる。
今までは、10年11月の29位が自己最高。「ランクを上げるためには、勝ち上がらないといけない。格上に勝たないと(ランクが)上がらないので、コツコツ勝てるように準備をしたい」と話した。卓球の場合、強豪に勝つほどランクが上がりやすい。自費を投じてでも、世界に出ることが五輪への準備にもなる。
メンタルの強化にも着手する。倉嶋監督は日本男子チーム全体の傾向として「メンタルの弱さは、試合に影響する。平常心で試合に臨めるようにするなどの方法を学ばせたい」と指摘。ナショナルトレーニングセンターと連携して、メンタルトレーナーを招聘(しょうへい)するなどの計画を練っている。3年後の大舞台へ向けて、スタートは切られている。
◆卓球の世界ランク
国際卓球連盟主催および公認大会で、勝ち進んだ回戦によって得られるボーナス点に、対戦相手の持つ総合点によって振り分けられるレイティング点の合計得点が個人の総合点となる。その多い順に世界ランクがつく。大会は、規模によって4段階に分けられている。※■は日ヘンに斤


