卓球の平野美宇(13=JOCエリートアカデミー)は、色紙を渡されると、じっくり考えてから「東京オリンピックで金メダル」と大きな字で記した。五輪開催地決定の瞬間は寝ていたが、起床してからテレビで確認。「うれしすぎて、叫んじゃった」とにっこりした。

 小学生時代から世界を相手に戦い、経験を積んできた。今年4月から山梨県の親元を離れ、都内のJOCエリートアカデミーに入校。男子12人、女子7人の精鋭と練習する日々に「みんな五輪を目指しているから、刺激を受けている」と話した。人生設計は頭の中にある。16歳で迎えるリオ五輪に初出場し、大舞台の雰囲気を味わう。そして20歳の東京五輪。「出場して、日本を勇気付けられたらうれしい」と目標を掲げた。

 ロンドン五輪女子団体銀メダルの石川佳純の妹梨良(りら、16)は「姉と、東京になるといいねと話していた。一緒に戦うことが夢」と笑顔を見せた。