ロシア・フィギュアスケート連盟は10日、ペアで来年2月のソチ冬季五輪出場を目指す川口悠子(31)のパートナー、アレクサンドル・スミルノフ(29)が右膝靱帯(じんたい)を断裂する大けがを負ったと公式サイトで発表した。タス通信は「全治まで6カ月以内」と報じ、近日中に手術を行うという。スミルノフは10日にサンクトペテルブルクで行われた大会の演技中に負傷し、タマラ・モスクビナ・コーチは地元メディアに「どのくらいの時間で治るかは分からない」とコメントした。

 川口、スミルノフ組は今季のグランプリ・シリーズで第2戦のスケートカナダ(10月25、26日・セントジョン)と第4戦のNHK杯(11月8~10日・国立代々木競技場)にエントリーしていた。川口は09年にロシア国籍を取得。スミルノフと10年バンクーバー五輪で4位に入り、世界選手権では09年と10年に銅メダルを獲得している。