日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子選手強化本部長(49)が、ソチ五輪開幕100日前の30日、内紛に揺れる日本アイスホッケー連盟に“イエローカード”を突き付けた。東京・羽田空港での五輪100日前イベントの後「選手の精神面に影響がないようにしなければいけない」と早期正常化を訴えた。

 五輪まで100日を切る中、競技団体の分裂騒ぎが続く。ソチ五輪の日本選手団団長でもある橋本氏は、そんな異常事態を見過ごすわけにはいかない。すでにJOCと内閣府が調査に乗り出した。橋本氏も「フォローをしていく」と選手強化に影響が出ないようにサポートしていく考えだ。

 同連盟は9月末の新理事を選ぶ評議員会から混乱が激化。一部の新理事は弁護士の塗師(ぬし)純子会長代行を選出も、旧執行部会長の奥住恒二氏も会長にとどまっていると主張。連盟内に2つの執行部がある異常事態が続いている。