<フィギュアスケート:東日本選手権兼ソチ五輪第2次選考会>◇4日◇群馬県総合スポーツセンターアイスアリーナ

 来日して試合を見守ったリッツォ・コーチが、安藤美姫(25=新横浜プリンスク)の欧州遠征計画を明かした。全日本選手権に備えるため、指導拠点を置くイタリア・ミラノに今週中にも安藤が渡り、22、23日に開催され、招待選手として出場する国際大会のアイスチャレンジ(オーストリア)に備える。同氏は安藤の前コーチであるモロゾフ氏と指導者チームを組んでいた人物で、9月のネーベルホルン杯から指導にあたっている。

 さらに安藤はこの日、「もう1試合招待をいただいている。思い出のある場所です」と話した。まだ正式に日本連盟を通じた招待は届いておらず大会名の言明は避けたが、年末にかけてイタリア、クロアチアなどでは国際大会が開催されている。もう1試合を欧州で戦って調整する可能性が高い。

 同コーチは今後の課題について「まずはノーマルに戻すことが大事。トランジション(つなぎ)とスケート技術、あと少しシェイプ(痩せる)も必要になる」と説明した。全日本選手権については「日本にはマオ(浅田真央)、アキコ(鈴木明子)のような良いスケーターが多い。とにかく我々はいい仕事をすることだけだ」と述べた。