3月の世界選手権で優勝し、今後の去就に注目が集まる浅田真央(23=中京大)が11日、ギネス・ワールド・レコーズ社による認定式に参加した。東京・国立代々木競技場で開催されたアイスショー「スターズ・オン・アイス」の終演後に氷上で開かれ、同じくショートプログラム(SP)世界歴代最高得点がギネス世界記録に認定された羽生結弦(19)とともに認定証を手渡された。

 1大会で3度のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳んだ10年バンクーバー五輪に続き、日本人スケーター初の2つの記録保持者になり、「やってきたことを出せた結果なのでうれしい。応援ありがとうございました」と、会場に向けて感謝した。さらに「今後はゆっくりと考える時間が必要です。温かく見守っていただけたらうれしいです」と、注目の進退についてまだ時間がかかる見通しを示した。日本男子では初の快挙となった羽生は「自分自身でもこの記録を塗り替えられるように頑張りたい」と述べた。