日本水泳連盟の上野広治競泳委員長は15日、20年東京五輪対策として中学、高校生を対象に、日本選手権の特別出場枠を設ける考えを明かした。13日に閉幕した今年の大会では、男子は中学生の出場がゼロ、高校生も数人にとどまった。6年後の五輪候補になる中高生にとって年1回の国内最高峰の大会は貴重な舞台。上野委員長は「予選落ちになるかもしれないが、ジュニアがしのぎを削る場にもしないといけない」。参加標準記録を下げるなどして中高生の出場枠を広げる意向を示した。来年度からの導入を目指して、調整を図る。