体重無差別で争う柔道の全日本女子選手権が20日、世界選手権(8月、ロシア・チェリャビンスク)78キロ超級代表最終選考を兼ねて横浜文化体育館で開催される。前日会見が19日に行われ、ともに78キロ超級で優勝候補の2人、山部佳苗(23=ミキハウス)と田知本愛(25=ALSOK)が出席した。

 今月上旬の選抜体重別選手権優勝の山部が「来年こそは」と目標に掲げたのは、大会ポスターの主役だった。

 12年大会で初優勝しながら翌13年の大会ポスターは「メーンじゃなかった」と、この日同席した田知本愛が起用された。そして、今年のポスターは「良い投げられ方されている」と自ら苦笑いする昨年大会の準決勝(対緒方亜香里)、大内刈りで一本負けした場面。そんな3年越しの願いが来春にかなっていれば、「しっかり勝って代表になりたい」という希望もかなっているはずだ。