<卓球:JA全農世界選手権団体戦>◇第7日◇4日◇東京・代々木第1体育館ほか◇男女決勝トーナメント

 日本男子の37年ぶりの決勝進出はならなかった。1-2と後がない4番手でエース水谷隼(24=DIOジャパン)が、元世界王者ボルに0-3のストレートで完敗し「自分の卓球をさせてもらえなかった」と唇をかんだ。前回12年大会と同様、準決勝でドイツに負けて4大会連続の銅メダル。だが、倉嶋監督は「攻めの姿勢を貫けた。ドイツとの差は縮まっている」と進化を実感した。

 12年9月就任の倉嶋監督は選手と話しやすい関係をつくってチームを活性化させた。塩野は世界ランク184位から26位に急上昇するなど、全員が世界30位以内と確実に層は厚くなった。水谷は「今度は準決勝の壁を破りたい」と前を見た。