<卓球:JA全農世界選手権団体戦>◇最終日◇5日◇東京・代々木第1体育館ほか◇男女決勝

 女子で団体世界ランキング3位の日本は、同1位の中国に0-3で完敗し、43年ぶりの世界一はならなかった。

 ケガの福原の代役として大会に出場した石垣優香(24=日本生命)が、決勝で唯一のゲームを取った。1番手でロンドン五輪銀メダリストの丁寧に対すると、機敏な動きで強打を打ち分ける強敵に、カット打法で粘り強く返球。5-11で第1ゲームを落としたが、第2ゲームで11-8と競り勝った。敗れたが、「貴重な経験ができた。自分は幸せだと思う」と充実の表情。16年リオ五輪代表3枠を巡る争いに、「その中に入りたい。この大会を糧にもっと強くなりたい」と名乗りを上げた。