4大大会優勝が見えてきた!

 男子テニスで世界9位となった錦織圭(24=日清食品)が13日、拠点の米フロリダから電話での会見を行い、「マスターズ大会や4大大会の優勝も近くなったと思う」と、みなぎる自信を口にした。

 2大会連続での決勝進出。それもクレー(土)での活躍に「少しびっくり。前まではマスターズ大会の決勝なんて信じられなかった」。活躍の要因を「自信がついて攻めきることができている。ナダルとも打ち負けなかった」と分析した。

 棄権したケガは「まだ歩くのがぎこちない。(古傷の)股関節から腰やおしりの方に痛みが来たと思う」。近々検査を行う予定で、全仏(25日開幕)の出場は結果で判断する。しかし「出るつもりで準備している」。

 チャンとボッティニの両コーチからも「全仏では絶対に(優勝の)チャンスがあると言われている」。まずはケガの回復が優先だが「自信も大きくなった。まだトップ10入りの実感はないが、次はトップ5を狙いたい」。4大大会の優勝、そしてトップ5の夢のような快挙もすでに現実のところに来ている。【吉松忠弘】