全日本柔道連盟が6月30日、都内で評議員会を開き、音声だけを報道陣に公開した。原則公開を続けてきたが、本年度からは会場音声だけを報道陣が控える別室に流す方式に変更した。公益財団法人に公開義務はなく、近石康宏専務理事は「報道の方がいると話しづらいという評議員がいる。議論を活発化するため」と説明。今後も継続する予定という。会では03年度以来の赤字となる13年度の決算を承認。不正受給の発覚などで助成金や補助金が停止されて前年度から約1億円、企業協賛金も約5000万円減少したこともあり、約1億2500万円の赤字。