<女子テニス:バンクオブザウエスト・クラシック>◇28日◇シングルス1回戦◇米カリフォルニア州スタンフォード

 予選から勝ち上がった16歳の大坂なおみが、11年の全米オープンを制したサマンサ・ストーサー(オーストラリア)を4-6、7-6、7-5で破った。日本テニス協会によると、米国人の父を持つ大坂は米国在住で日本協会には登録していない。

 米国人の父を持つ大坂は「私はこの場所にふさわしい選手」とストーサーに立ち向かった。180センチ、69キロ。力強いフォアと長身を生かしたサーブが武器だ。第1サーブの成功率が37%と低調だった第1セットを落としたが、第2セットのタイブレークでマッチポイントのピンチをしのぎ、最終セットは3-5から4ゲーム連取と勝負強さを見せた。大阪で生まれ、01年に米国移住。ツアー大会で本戦初出場勝利となったが「人生で2番目にうれしい勝利。1番は姉を初めて倒したとき」とうそぶいた。