<テニス:シティ・オープン>◇7月30日◇米ワシントン

 男子シングルス2回戦などが行われ、世界11位の錦織圭(25=日清食品)が白星で米国ツアー初戦を飾った。同63位のクエリー(米国)に6-4、5-7、6-4のフルセットで勝ち、3回戦では8強入りをかけて同91位のラツコ(スロバキア)と対戦する。

 過去の対戦成績は1勝3敗。2メートル近い長身のクエリーのパワーと強烈なサーブに、これまでは手を焼いた。錦織の最も苦手なタイプだが、しっかりこの日は勝利に結びつけた。「少ないチャンスを生かせた。初戦で厳しい試合を勝てたのは大きい」。ベスト4進出で、世界ランクは6月8日以来のトップ10復帰が確定する。「まだミスがあった。ミスを減らし、いいテニスをしたい」。25日開幕の今年最後の4大大会、全米オープンに向け、錦織が幸先いいスタートを切った。