ラグビー好きの女子高、大学生のみなさん、自衛隊に入って20年東京五輪を目指しませんか-。1日、埼玉県朝霞市の自衛隊体育学校で「女子ラグビー基幹要員集合訓練」と題した合宿が公開された。16年リオ五輪から正式種目になる7人制ラグビー。自衛隊が本格強化に乗り出した。

 合宿には陸海空の自衛隊から選ばれた11人。ロンドン五輪女子レスリング48キロ級金メダルの小原日登美の練習パートナーだった植野さくら(22)も参加し「チャンスをもらった。新たな気持ちでいける」とレスリングでかなわなかった五輪の夢を狙う。

 女子は国内クラブが増えてきたとはいえ、社会人で競技を続ける受け皿は少ない。そこに自衛隊が目を付けた形。指導する和田伸一郎1等陸尉は「やる気がある人は大歓迎。衣食住はただで競技環境は整う」と自衛隊をアピール。歴史が浅く、層の薄い女子ラグビーなら東京五輪出場のチャンスは広がる。