サントリーが世代交代で王者奪回だ!

 22日に開幕するラグビーのトップリーグは18日、都内で会見を開き、全16チームの監督、主将が勢ぞろいした。11、12年度に連覇したサントリーは今季、日本代表の新星・松島幸太朗(21)や大学スター選手が加入。昨季、パナソニックに奪われたタイトル奪還を狙う。

 サントリーが抜本的改革に着手した。南アフリカでプレーした松島を筆頭に、5季連続大学日本一の帝京大から主将のSO中村、早大の主将だったプロップ垣永ら新世代が加入。大久保監督は「世代交代を加速させる」。これまでは、シーズン前にオープン戦を6試合。残りは豊富な練習量に経験を加味し、チームを作り上げてきた。だが昨季は無冠。今季は一からリセットし、オープン戦を12試合こなした。「若手には実戦が一番ステップアップにつながる」と、過去の伝統を破ってまでも世代交代を急ぐ。「彼らは2~3年後にはチームの主力」。王者復活に向け、新たなサントリーの歴史が幕を開ける。