<テニス:全米オープン>◇第6日◇8月30日◇米ニューヨーク・ナショナルテニスセンター◇男子シングルス3回戦

 世界11位の錦織圭(24=日清食品)が、日本男子として1922年の清水善造以来92年ぶりの8強入りに王手をかけた。同26位のマイエル(アルゼンチン)に6-4、6-2、6-3の1時間52分で快勝した。

 錦織の父清志さん(58)が6年ぶりの16強入りに、「よく大会に間に合った。こういう時は、気持ちもリフレッシュしているのだろう」と、無欲の上位進出と分析した。6年前は「夢のようでボーッとしていた」。しかし、今年は「十分に実感が湧いている」と、息子の成長ぶりを感じていた。