柔道の世界選手権で2連覇の浅見八瑠奈(26=コマツ)が悲願の五輪へ再出発する。

 講道館杯全日本体重別選手権は今日8日に千葉ポートアリーナで開幕。9日の女子48キロ級に出場する浅見は7日、「次につながる大事な大会。ここからですね」と士気を高めた。16年リオデジャネイロ五輪の代表選考レースは、今大会が本格的なスタート。昨年の世界選手権で2位に終わり3連覇を逃した後、約1年間の長期休養を挟んでの復帰第2戦を迎える。12年ロンドン五輪の選考では、福見友子に敗れた。今夏の世界選手権で優勝した19歳の近藤亜美らライバルはいるが、今度こそ代表の座を勝ち取る。「(周囲は)1年間、何も言わずに信じてくれた。その気持ちに応えたい」と力がこもった。