富士通の初優勝か、関学大の13年ぶり制覇か。アメリカンフットボールの日本選手権プルデンシャル生命杯ライスボウルで、両チームが16日に都内で会見した。来年1月3日に東京ドームで初対戦する。

 富士通は前夜に悲願の社会人王座を獲得した。藤田ヘッドコーチは「準備はこれから。コーチ陣に分はなく、選手のど根性で」。戦力は優位も、京大時代の壁だった相手に弱腰?

 DB今井主将は「完成度が高く裏をかいてくる。1日を大事に、自分たちのプレーをやるだけ」と控えめに話した。

 3年連続で敗れている関学大の鳥内監督は「富士通は外国人がいっぱい。10プレーとかに特別制限を」と機先を制した。富士通のK西村が「練習では60ヤードFGを決めた」と言えば「3点で済むならありがたい」。学生には4年間無敗のRB鷺野主将は「実力差を気持ちでひっくり返したい」と決意を口にした。