日本バスケットボール協会に無期限の国際試合出場停止処分を下した国際連盟(FIBA)のパトリック・バウマン事務総長(47)は18日、都内で、16日の来日後初めて会見した。協会改革を主導するタスクフォース(特別チーム)の発足が来年1月末になるとし、「6月までにすべての仕事を終えることを目指す」と、男子の16年リオデジャネイロ五輪予選が始まる来年6月に期限を設定した。

 日本協会はこの日、バウマン氏の記者会見後に都内で臨時理事会を開き、会長代行職を丸尾充氏から副会長の梅野哲雄氏に交代することを決めた。丸尾氏は10月の深津前会長辞任から同職を務めていたが、梅野氏がFIBAとの窓口になっているため交代するという。FIBAの特別チームに日本協会から1人を出すよう求められたとし、来年1月11日の理事会で選ぶ。今後、日本協会は特別チームの傘下に置かれる。バウマン氏から「(改革へ)一緒の船に乗ろう」と言われたという梅野氏は「特別チームのビジョンのもとで動く」と話した。