20年東京五輪・パラリンピックでの空手の実施を目指す世界連盟(WKF)のアントニオ・エスピノス会長は8日、下村文科大臣と東京都の舛添知事を訪問した後、都内の日本記者クラブで会見した。

 「ずっと五輪競技にふさわしいと信じています。日本から世界に伝わったスポーツで、五輪として大変可能性あると信じている」と手応えを口にした。過去3度落選しているが、昨年12月に国際オリンピック連盟(IOC)が開催都市の種目追加提案権を決定し、追い風が吹く。今後は日本オリンピック委員会(JOC)、大会組織委員会に種目数、期間などを提案するが、奈蔵事務総長は「柔軟に対応したい」と実施最優先で動く構えだ。