<テニス:全豪オープン>◇28日◇メルボルン◇男子シングルス準々決勝

 第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は第8シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)にストレート勝ちし、2年ぶりに4強入りした。

 ジョコビッチは第1セットのタイブレークを制すると尻上がりに調子を上げた。ラオニッチの強力サーブを粘り強く返し、ストローク戦で圧倒した。「プレーのレベルが上がったのを感じた。ここまでで最高の試合」と自画自賛した。

 準決勝では過去の対戦成績で16勝3敗と大きくリードしているスタニスラス・ワウリンカ(29=スイス)と当たる。準々決勝では錦織に快勝した前回王者について「ケイはこの1年、ベストのテニスをしている。彼にストレート勝ちしたということは素晴らしいこと」と指摘した。

 2年ぶり5度目の優勝を目指す今大会はここまで1セットも落とさずに勝ち進んだ。「この自信を生かしたい」と明るい表情で語った。