<バレーボール:W杯男子大会・日本3-0中国>◇7日目◇28日◇マリンメッセ福岡

 日本が中国を下し、2連勝(5敗)で勝ち点を8とした。米山(東レ)が攻守に奮闘し、松本(堺)の速攻もさえた。ミスが続出した中国は7戦全敗の勝ち点1で最下位。ポーランドは米国にストレート勝ちし、6勝1敗で勝ち点を19として首位を守った。ロシアはアルゼンチンに3-0で勝って2位。3連覇を狙うブラジルはキューバにフルセットの末に敗れて3位となった。

 日本がここまで不発だったセンター攻撃を機能させ、ライバル中国を打ち破った。センターの松本が速攻で11打数の9得点、失点ゼロと大活躍。中大出身の30歳は「今日はいいところで使ってくれたので全部決めたかった」と胸を張った。植田監督はサイドを生かすためにも「もっと中央から攻めきれるチームにしたい。後衛からの速い強打も増やしたい」という。今日29日にも今大会での五輪切符獲得(3位以内)を逃す苦境は変わらないが、2連勝の日本に勢いが出てきた。