<バレーボール:W杯男子大会・日本0-3ブラジル>◇最終日◇4日◇代々木第1体育館

 すでに今大会での12年ロンドン五輪出場を逃している世界18位の日本は同1位のブラジルに敗れ、通算2勝9敗で勝ち点8。最終成績は、12チーム中10位と、99年第9回大会と並んで史上最低の成績に終わった。日本は、この日もブラジルの高さとスピードについていけず、反撃の機会もなく完敗した。ブラジルは3位となり、ロシア、ポーランドに次ぐ五輪出場権を獲得した。

 最後も情けない敗戦だった。今大会、腐るほど指摘された終盤に崩れるパターンは、この日も同じ。第2セット、19-16と3点をリードしながら、9連続失点で、あっという間に逆転を許した。史上最低の2勝、10位という成績に、植田辰哉監督(47)は「レベルの高いチームが集まっているので」と、半ばあきらめの状態。指揮官の責任も問われる中、森田強化本部長は「とにかく最終予選までは全面バックアップ。ロンドンを逃したときには考える」と話していた。