植田ジャパンがピンチだ。6月1日開幕のバレーボール男子のロンドン五輪世界最終予選(東京体育館)に出場する日本代表が10日、都内で会見した。エースの清水邦宏(25)が3月30日に右足首を内視鏡手術。全治6週間であることが明らかになった。植田監督は「予選には間に合うと聞いている。今までの痛みがなくなれば大丈夫だと思う」と話した。

 清水は3月中旬、Vリーグの試合中、スパイクを打った際に右足に激痛を感じた。診断は右足腓骨(ひこつ)筋腱(けん)脱臼に前方関節外遊離体。通称「ねずみ」と呼ばれる軟骨の破片があり、それを手術で取り除いた。植田監督によると「今日、ギプスが外れた。筋力が20%ほど落ちている」という。5月6日から始まる第2回国内合宿での復帰を目指しているが、植田監督は「5月中旬にはベストに治しますと言われた」と話すが、エースの離脱は、五輪出場権獲得に向け大きな影を落とした。