外国人監督を破格の待遇で迎える。日本バレーボール協会は18日、都内で理事会を開催。16年リオデジャネイロ五輪に向けた日本男子代表監督に、日系4世で88年ソウル五輪金メダルの米国代表コーチだったゲーリー・サトウ氏(58)を決め発表した。サトウ氏は米国籍で、日本代表監督としては男女を通じて初の外国人となる。

 中野同協会会長は「ゼロからの出発」と、72年ミュンヘン五輪金メダルを最後にメダルから遠のき、ロンドン五輪は出場を逃した代表の改革として、外国人監督の抜てきとなった。日本人監督とは違い、通訳、住居の確保などが必要。勝利給など、成績によってのボーナスも「破格の待遇」(関係者)となる。すでに、ナショナルトレーニングセンターの住居棟に仮の住まいを確保。3月下旬からのVリーグ準決勝、決勝を視察予定だ。期間は原則リオ五輪までだが、来年の世界選手権で見直しを図る予定だ。

 [2013年2月19日7時57分

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