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ゲイ貫録今季V締め/スーパー陸上

- 男子100メートルで雨の中、ゴールへ向かう左から朝原、ゲイ
<陸上:セイコースーパー大会2007ヨコハマ>◇30日◇日産スタジアム
男子100メートルでは大阪世界選手権3冠のタイソン・ゲイ(25=米国)が、風雨が強い最悪の天候状況の中で10秒23で優勝。タイムこそ平凡ながら王者の貫録を見せつけた。今季最後のレースで優勝し、来年8月の北京五輪での3冠達成に向けて最高の形で1年を締めくくった。同ハンマー投げの室伏広治(32)は74メートル31で4位に終わった。同200メートルに出場したアサファ・パウエル(24)は左太もも裏の違和感を訴え、途中棄権した。
雨にも負けず、風にも負けず、3冠王者は余裕でゴールした。自己ベストより0秒39も遅いタイムでも、他の選手との差は歴然。ゲイは「天候を考えると、今日の結果については満足している。今季は長くて疲れもあったしね」と親しみのある笑みを浮かべた。
スタートから飛び出し、すぐに2位以下に大差をつけて最後は軽く流してみせた楽勝。9月28日に上海GPに出場し疲労が蓄積。前日会見からこの日のレース直前まで小刻みに水分補給するなど回復に努め、「昨日より今日の方が体調は良かった」と振り返った。
世界選手権で100、200メートル、400メートルリレーの3種目を制した後に自宅のあるアーカンソー州に戻ると、街の人たちから声を掛けられる回数が格段に増えた。「人々が尊敬してくれていると感じた」。同時に王者としての責任を感じた。
強さを披露して今季を締めくくり、次は北京五輪での3冠達成に動きだす。五輪を見据えて室内大会に参加せず、屋外の大会に集中する。最大の敵パウエルとの直接対決についても「今日一緒に走れればよかった」とサラリ。「来季へ技術的、肉体的に向上させる」。ゲイの視線の先には11カ月後の栄冠がある。【菅家大輔】
[2007年10月1日8時40分 紙面から]
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