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W杯女子代表に17歳セッター河合由貴

- W杯バレー日本代表発表会見を終え笑顔を見せる河合由貴
日本バレーボール史上初めて、平成生まれの日本代表が誕生した。日本協会は29日、来月2日に開幕する北京五輪予選を兼ねたW杯女子大会の日本女子代表12人を発表。司令塔のセッターに主将の竹下佳江とともに、17歳の河合由貴(東九州龍谷高)が選ばれた。高校生の代表セッターは、80年に15歳で選ばれた中田久美以来。天才女子高生が、五輪の舞台に大きく近づいた。
誰よりも河合自身が一番驚いた。10月に代表初招集。合宿でも緊張しっぱなしの女子高生が、五輪予選の大舞台に抜てきされた。「びっくりした。本当に自分で大丈夫なのかなと不安でした」。柳本監督から選出理由を聞かされた。しかし、それを忘れるぐらいの驚きだった。
高校バレー界を代表するセッターだ。速いトス回しで相手を翻弄(ほんろう)し、日本のコンビバレーに欠かせない司令塔となった。しかし、五輪を左右する日本代表は別物だ。「(五輪は)テレビでしか見てなかった別世界。その予選に選ばれるなんてあり得ない」。柳本監督は「彼女の実力で必要だから選んだ」と、その才能を高く評価した。
あこがれはイチローだ。どんな考え方をしているのか興味を持って、今年の4月に「イチローに学ぶ」を読んだ。「本当にすごい。私も世界で活躍してみたい」。初めて世界で戦う自分を意識した。同じ10代の浅田真央からも「自分の意志をちゃんと持っている」と、影響を受けた。
初々しさだけではない。コート上では強気と言われるプライドものぞかせる。「1本でも多くボールに触りたい。チームがピンチの時に出て、日本を救いたい」。日本女子期待の新星が五輪への大きなステップを切った。【吉松忠弘】
[2007年10月30日9時19分 紙面から]
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