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高岡寿成「おやじの威厳」で五輪切符を

 男子マラソン日本記録保持者の高岡寿成(37=カネボウ)が「おやじの威厳」を示す。今日2日、北京五輪の選考レース、福岡国際マラソンの号砲が鳴る。高岡、藤田敦史(31)油谷繁(30)佐藤敦之(29)の日本人4強は1日午前、福岡市内で最終調整を行った。

 し烈なサバイバルが予想される中、ベテランの高岡を勇気づけるのが、福岡入りした長男環伍(かんご)君(7)の応援だ。00年シドニー五輪(1万メートル7位)の1カ月後、誕生した愛息にオリンピックの5つの輪にちなんだ名前を付けた。

 「五輪の申し子」にあやかり、04年アテネ五輪はマラソンでメダルを狙うはずが、選考レースの4年前の福岡で3位に終わった。1位国近、2位諏訪が五輪代表に選ばれ、諏訪と4秒差だった高岡は補欠に回った。「4年前の悔しさは忘れていない」。今回は息子に背中を押され、五輪切符を目指す。今年、世田谷ハーフにも出場した環伍君に、勇姿を見せる決意だ。

 レースはハーフマラソン世界記録保持者のワンジル(トヨタ九州)の参戦で、ハイペースになる見込み。中年の星、高岡には厳しい戦いになるが、全盛時のスピードはなくても、4年間で身につけたマラソン経験と家族の応援がある。【佐藤智徳】

[2007年12月2日9時31分 紙面から]

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