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12日決勝は39年ぶり早慶対決/ラグビー

- 前半38分、慶大FW山崎(左から2人目)のトライを喜ぶ慶大フィフティーン
<ラグビー:全国大学選手権>◇2日◇国立◇準決勝2試合
大学日本一を懸けた決勝(12日)は39年ぶりの早慶対決となった。慶大は明大を34-27で下して、8年ぶりの決勝進出。前半を決定力を持つBK陣の3トライなどで28-10とリードし、後半の明大の反撃をしのいで逃げ切った。2年ぶりの王座奪回を期す早大は帝京大の激しい当たりに苦しみ、12-5で辛勝した。ライバル両校の決勝は14-14で引き分けた68年度以来、2度目。今年、創立150周年を迎える慶大は通算4度目の優勝でメモリアルイヤーに花を添える。
慶大にリベンジの時がやってきた。早大の勝利をスタンドで見届けた林監督は「早大も今日と同じような試合をしないでしょう。39年ぶり? すごいですね。頑張ります」と気持ちを新たにした。昨年11月の対抗戦では0-40と屈辱の完封負け。そのライバルと最高の舞台で、再び相まみえる。
鮮やかな速攻だった。試合前のコイントスで勝ち、迷わずキックオフを選択した。開始間もない6分、連続攻撃からCTB増田が左スミに飛び込み先制。18分には左WTB出雲、そして31分にはエースの右WTB山田が続いた。重戦車FWを擁す明大相手ではセットプレーからトライを取るのは容易ではない。速く、ボールを動かす作戦を実践。劣勢の後半は2PGを確実に決め、リードを保った。
対抗戦での早大戦が転機となった。選手全員で話し合った。副将のCTB中浜は「BK陣は決定力があると言われ続けてきたけど、決してそうじゃない。FWが勝ってこそBKも勝てる」。この日、FW陣は認定トライを含み、スクラムトライを2つ奪われた。しかし、めげなかった。押されても前に出る意識は持ち続けた。中浜は「チームが1つになっていた」と実感した。
試合前日の練習。出場メンバーだけでなく、132人の全部員がグラウンドに出て、本気で汗を流した。左足首脱臼骨折で離脱のフッカー金井主将も声をからして参加した。奔放な走りを随所に見せた山田は「トライでもタックルでも自分のプレーでチームを勢いづけたかった。勝つことが一番大事」と振り返った。
99年度に優勝した時は創部100周年だった。体を張ったタックルで関東学院大を倒した。それに感動して慶大を選んだ選手も何人かいる。当時、中学3年だった中浜もその1人。「ラグビーは大きさだけではない。小さくてもガッツがあれば勝負できる」。今年は創立150周年の年。就任1年目の林監督は「チーム一丸が心の支え。チャレンジする」と気合を入れた。【三角和男】
[2008年1月3日9時17分 紙面から]
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