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男子ハンド再予選へ「大音響練習」敢行

ジャンピングシュートを放つ宮崎大輔(撮影・為田聡史)
ジャンピングシュートを放つ宮崎大輔(撮影・為田聡史)

 やり直しのハンドボール北京五輪アジア予選に向け、男子日本代表が23日、ナショナルトレーニングセンター(NTC)合宿中に「大音響練習」を敢行した。シュート練習の際、リラックス効果を狙った酒巻清治監督(45)の発案で、米ソウルグループ「アース・ウインド&ファイアー」の曲がコートに流れた。来場1万人が予想される30日の韓国戦は、選手同士の声が聞こえにくくなるため、大観衆対策も兼ねた。

 張り詰めた空気が、一変した。午前の締めくくりに、シュート練習が始まった。すると、21日にオープンしたばかりのNTCのコートに、ディスコサウンドが鳴り響く。ブギー・ワンダーランド、レッツ・グルーブなど名曲のリズムに乗り、選手たちはビシビシとシュートを決めていった。

 隣のコートでは、会見していた女子代表の西窪総監督の声が聞こえなくなってしまい、関係者が慌てて音量を絞りにいく一幕もあったほど。酒巻監督は「音楽を流して、最後はリラックスさせたかった。選曲? 私がしました。今日はアース・ウインド&ファイアーのベスト版。昨日はマドンナを流した」と話した。

 現在の候補合宿は選手25人。これが28日に、15人に絞られる。生き残りをかけた練習は白熱する一方で、気分転換の意味も込められた。同監督は現役時代にドイツへ留学し、コーチ修行でスウェーデンに渡った理論派。00年ごろから取り入れており「デンマークでは、ヒップホップとか必ず音楽をかけて練習をスタートする」とも付け加えた。

 韓国戦へ向けた環境対策でもある。1万人の大観衆は、日ごろの日本リーグでは経験できない。「コートで、ほとんど声は通りません。その中でどうやるか」と酒巻監督。28、29日に予定される代々木第1体育館での練習でも、大音量を流すプランがある。前代未聞の予選やり直しで注目は高まるばかりだが、大一番ではコートの中から日本中をフィーバーさせる。【佐々木一郎】

[2008年1月24日8時48分 紙面から]

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