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女子ハンド美人シューター植垣がカギ握る
- チームメートに肩ぐるまされてパスの練習をする植垣暁恵(撮影・為田聡史)
23日から3次合宿を開始した女子は植垣暁恵(23=広島メイプルレッズ)がキーパーソンに指名された。
植垣の軽快な動きと、高速シュートに、西窪勝広総監督が目を細めた。「植垣、藤井がキー。彼女たちが、どれだけシュートを決めてくれるかで勝敗が変わる」。代表候補19人中、藤井、東浜(ありはま)と並んでもっとも若い世代の社会人1年生が、北京への鍵を握る。
武器はロングシュートだ。普段は勤務する「オタフクソース」の仲間から「もっと自分を出した方がいい」と言われるほど物腰が柔らかい。しかし、コートに入ると「やさしい植垣さんじゃない」と驚かれるほど、激しいプレーに一変する。
それも、9人の大家族でもまれたたくましさだ。7人兄弟の3番目。食事の時は「戦争です」と笑う。大学時代は帰宅が遅くなると、夕飯はきれいに平らげられていた。テレビのチャンネル争いは「じゃんけん制です」。兄弟だけではなく、両親も巻き込んで、見たい番組を争った。
まったくスポーツとは縁のない家族だった。しかし、植垣がハンドを始めると、弟妹全員がハンドを始めた。「7人兄弟だからチームができますよ」。
そんなタフな植垣も、今季は初の実業団で壁にぶち当たった。「いろいろやらなくてはいけなくて、持ち味を忘れてしまった」。加えてチームは、01年創設以来、今季初めて日本リーグのプレーオフ進出を逃した。
その悔しさを、五輪出場で晴らす。「もう吹っ切れました。シュートを決めて五輪に行きたい」。早船ら海外組とも、代表のエース争いでガチンコ勝負だ。美女シューターが、大家族の支えで北京に羽ばたく。【吉松忠弘】
[2008年1月24日8時48分 紙面から]
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