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東国原知事が選手に感激/ハンドボール
- 試合後、東国原英夫宮崎県知事は泣きじゃくる日本選手に温かく拍手を送った
<男子ハンドボール北京五輪アジア予選:韓国28-25日本>◇30日◇東京・代々木第1体育館
高校時代にハンドボール部で活躍した東国原英夫宮崎県知事(50)が30日、宮崎市内で北京五輪アジア予選をテレビ観戦した。日本は3点差で惜しくも敗れたが、最後まで攻め続けた選手の姿に感激。世界最終予選に向けて宮崎県での男女日本代表の合宿誘致に名乗りを上げた。
本当は会場に行ってみなさんと一緒に応援したかったぁ。でもテレビとはいえハンドボーラーとしては生観戦できたことはうれしい。速攻で韓国に奪われた2点目が痛かった。相手のミスを的確に突けるかが、日本の課題だと思います。負けたのは悔しい。でも前半最後11点目の宮崎さんのゴールはタイミングをずらしてドンピシャ…うっとりしてしまいましたね。
韓国はやっぱり強かった。サイドからGKの耳の付近を狙うシュートはすごかった。実はこれ、高校時代の私の得意技だったんですよ。当時、私は相手のパスを奪ったり、速攻で1番早く敵陣に切り込むトップというポジション。練習は毎日走ってばかり。市民ランナーでいられる下地がこのときにできたのかもしれません。
理不尽な「中東の笛」があったからこそ注目されましたが、みなさんに知っていただきたいのは、ハンドボールは最高に面白いボールゲームだということ。相手ゴールにボールを入れると得点になるのはサッカーと同じ。とても分かりやすい。サッカーと決定的に違うのは、CP6人が全員で攻撃して、全員でゴールを死守する。休むプレーヤーが皆無。走りっ放し。今の宮崎県が掲げる「県民総力戦」に通じるんですよ。
今回は「笛」にも注目しましたが、きれいなジャッジだった。新しいアジアの歴史がどげんかなりそうな気がします。試合が終わったら、ちょっと声がかれてました。それは私だけじゃないはず。ハンドボールのスリリング感、力強さ、スピードに魅了されたんじゃないですか?
それと協会のみなさん、世界最終予選に向けて、ぜひ男女ともに強化合宿を宮崎でお願いします。こりゃ、県庁内にゴールを設置して、私も特訓しなきゃ!(宮崎県知事)
[2008年1月31日9時29分 紙面から]
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