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ハンド男子体格差克服へマッチョ化計画

ハンドボールの男子日本代表の特別コーチに招かれることになった相川浩一氏
ハンドボールの男子日本代表の特別コーチに招かれることになった相川浩一氏

 ハンドボールの男子日本代表が、日本体重別ボディビル選手権ミドル級を4度制した相川浩一氏(37)を特別コーチとして招聘(しょうへい)したことが9日、分かった。北京五輪世界最終予選(5月30日~6月1日、開催地未定)を勝ち抜くため、クロアチアやロシアの大型選手に負けない体づくりに着手する。残り4カ月弱での「マッチョ化」に成功すれば、五輪切符が見えてくる。

 北京へ行くため、ムキムキになる。ナショナルトレーニングセンター(NTC)で合宿中の選手たちはこの日、筋力アップのためのウエートトレーニングに励んだ。ボディービルダーの相川氏は、各選手とベンチプレス、スクワット、体重などの目標数値を話し合った。5月末まで、徹底的に肉体を改造する。

 世界最終予選は、クロアチア、ロシア、アルジェリアと同組。身長2メートル、体重100キロの欧州勢と渡り合うため、酒巻監督はかねて「フィジカル面を強化していきたい」と話してきた。そこで、98年から日本リーグのトヨタ車体でストレングスコーチを担当してきた相川氏に、声が掛けられた。

 相川氏は、最終予選までの青写真をすでに描いている。「3月いっぱいまでは、1人3キロくらいずつ筋量を増やす。4月からは、その体重のまま瞬発力を磨いていく。重いけど速い選手にする。世界的に見ても、ハンドボール界でここまでやっている例は少ないでしょう」。トヨタ車体で10年間蓄積したデータも参考になるという。

 強化のスケジュールも固まってきた。日本協会はこの日、強化委員会を開き、5月中旬の渡欧まで約1カ月、NTCにこもって集中的に合宿する方針を固めた。市原副会長は「1対1で負けないような個人能力を上げないといけない」と話し、蒲生強化本部長は「この環境を使わない手はない。ここでフィジカルを徹底的に鍛える」と続けた。

 エースの宮崎は、3キロ増の77キロにアップすることを目標に掲げている。相川氏は「宮崎はまだ、持っているポテンシャルだけで勝負している。トレーニングによる伸びしろは、すごくありそうです」と期待を寄せた。大男に負けない体をつくり、欧州勢に立ち向かう。【佐々木一郎】

[2008年2月10日9時2分 紙面から]

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